兄が、生前母を有馬温泉に連れて行くと言っていました。
昨年の5月に米寿のお祝いを兄妹でしようと、予定していたのですが、4月末に坐骨と恥骨の2か所の骨折し痛みで歩行ができなくなり、入院となりました。
入院先がなかなか見つからず、苦労しました。
入院しても、点滴や尿管をはずしたりと看護士さんにお世話をかけました。
夏に向かい、体力も落ち、認知も進みわが子すら分からなくなっていきます。
半年ぐらいが過ぎ、涼しくなると私の事も聞くと答えてくれるようになってきて、車椅子に座っていたり、機械浴だと思いますが、入浴もさせてもらい、食事の後は手を合わせて「ご馳走様でした」と言えるようになって回復のきざしもみえてきました。
一番驚いたのは、リハビリで平行棒を持ちながら歩いているそうです。
時間が合わなくて、見ることができませんでしたが、母は、今自分のできる事をしていたのでしよう。
飲み込みが悪くなり、誤嚥性肺炎になり、チューブで鼻から栄養を入れ、病院として、最善の事はしていただきました。
最後は呼吸も苦しそうで、つらいものがありました。
病院に入らなければ、11カ月も生きながられなかったと思います。
住み慣れた家で、短期間でもいいからそっと逝きたかったと思われます。
それが、してあげれなかった私の気持ちは複雑です。
自分の最後はどうしたいのか、周りに理解を求めたいところです。
ゴールデンウイークに兄が来るので、母の代わりに私たち家族と有馬温泉に行こうと提案しました。
間際だったため、なかなか予約が取れなかったのですが、「有馬御苑の日帰りプラン」入浴とランチのセットが予約できました。
いつもなら、1時間で着けるはずなのに、渋滞で3時間程かかりました。
兄とは現地集合だったので、暇をもてあまし、近くの山までハイキングしてきたようです。
温泉に入り、お昼をいただきました。
帰りも混むのが嫌と言いだして、兄と私の息子が電車で帰ってきました。
帰りは1時間で帰り着きました。
主人曰く、休みが始まったばかりだから、帰りは混まないと言ってました。
又、一つ家族の楽しい思い出ができました。
生きていくのは大変な時もあります。でも、家族の暖かさでのりきる事ができます。
「いつもありがとう」

